スレッドで脇道の会話をメインチャンネルから切り離す
複数の会話が重なると、にぎやかなチャンネルは追いにくくなります。スレッドは、ひとつのメッセージから議論を枝分かれさせて、この問題を解決します。メッセージにカーソルを合わせて「スレッドを作成」を選び、名前を付ければ、会話はサイドパネルで続き、メインチャンネルは他のメンバーにとって読みやすいままです。
スレッドは一定期間発言がないと自動的にアーカイブされるため、チャンネル一覧がすっきり保たれます。アーカイブされたスレッドが見える人なら、新しいメッセージを送って再開できます。プライベートスレッドは、追加またはメンションされた人と、スレッドの管理を許可されたメンバーだけに見えるので、チャンネルをまるごと作らずにイベントの計画を立てたいときに便利です。
公開・非公開スレッドを誰が作れるかは、サーバー管理者がチャンネルの権限で決めます。雑談のためにスレッドが乱立するなら、機能を完全に止めるより、使い分けの基準を短いルールにして示すほうが多くの場合うまくいきます。
フォーラムチャンネルでチャンネルを掲示板にする
フォーラムチャンネルは、チャットルームというより掲示板に近い仕組みです。各投稿がそれぞれタイトル付きのスレッドになり、チャンネルには投稿の一覧が、最新のアクティビティ順や作成日順で表示されます。ヘルプデスク、フィードバック、不具合報告、作品の展示など、質問に対して集中した返信を期待する用途に向いています。
オーナーは「質問」「解決済み」「提案」などのタグを作り、新しい投稿ごとにタグを必須にしたり、一覧の上部に表示される投稿ガイドラインを書いたりできます。デフォルトのリアクションを設定すれば、メンバーはワンクリックでアイデアに投票でき、ギャラリー表示にすればイラストやスクリーンショットのコミュニティ向けに画像のプレビューを並べられます。
最大の利点は検索性です。にぎやかなチャットチャンネルでスクロールの彼方に流れてしまう代わりに、回答がタイトル付きの投稿に残るため、同じ問題を抱えた次の人が探し出せます。
ステージチャンネル、スケジュールイベント、投票
ステージチャンネルは、講演、質疑応答、コミュニティの集会のためのものです。登壇者はステージに立ち、それ以外の参加者は聴衆として聞き、聴衆は手を挙げて発言を求められます。誰を登壇させるかはモデレーターが決めるので、大人数の聴衆がいても騒がしいボイスチャンネルにはなりません。ステージチャンネルはコミュニティ機能と結びついているため、選択肢が表示されるにはサーバー側でコミュニティ機能をオンにする必要がある場合があります。
スケジュールイベントでは、ステージセッションやボイスの集まり、あるいはどこか別の場所で行われるイベントまでも、開始時刻と説明を添えて告知できます。メンバーは「興味あり」を付けておくと開始時に通知を受け取れるため、流れて見えなくなる告知よりも参加率が上がりやすくなります。
投票は、素早く決めたいときの手軽なツールです。メッセージ入力欄から作成し、選択肢を加え、受付期間を選べば、メンバーはタップで投票できます。ゲーム大会の日程、会議の時間、次のコミュニティ企画を、長いやり取りなしで決めるのに向いています。
サーバーオーナー向けのオンボーディングとAutoMod
コミュニティサーバーで使えるオンボーディングは、新規参加者がこれまで直面していた大量のチャンネルの壁を解消します。メンバーの関心についての質問をいくつか書き、それぞれの回答をチャンネルやロールと結び付け、全員に表示するデフォルトのチャンネルを選びます。すると新しいメンバーには、関連するものだけに絞ったサーバーが表示され、サーバーガイドでルールや最初の手順に案内できます。
AutoModは、Discordに組み込まれたモデレーションのフィルターです。指定した単語やフレーズを含むメッセージのブロック、スパムらしき内容の検出、大量メンションの阻止、よく報告される用語のプリセットリストによるフィルタリングができます。ルールに該当すると、AutoModはメッセージをブロックし、モデレーター用チャンネルにアラートを投稿し、ルールによってはメンバーをタイムアウトにできます。
AutoModはDiscordの内部で動くため、モデレーションボットがオフラインになっても機能し続けます。まずはプリセットのフィルターとメンション荒らしへの対策から始め、コミュニティに必要なものが分かってきたら独自のキーワードを追加し、厳しいフィルターが邪魔になる信頼できるロールやチャンネルは対象から除外しましょう。
キーボードショートカットと検索フィルター
デスクトップでは、Ctrl+K(MacではCmd+K)でクイックスイッチャーが開きます。サーバー、チャンネル、フレンドの名前の一部を入力すれば、すぐにそこへ移動できます。Ctrl+/(MacではCmd+/)を押すと、ショートカットの一覧がすべて表示されます。Altキーと上下の矢印でチャンネル間を移動でき、Escで現在のチャンネルを既読にし、Shift+Escでサーバー全体を既読にします。
毎日の時間短縮になるメッセージ用のショートカットもいくつかあります。空のメッセージ欄で上矢印を押すと直前のメッセージを編集でき、Shift+Enterは送信せずに改行し、Ctrl+Shift+Mはボイスチャンネルでマイクのミュートを切り替えます。
検索は、多くの人が思っているより高機能です。from: の後にユーザー名を入力するとその人のメッセージだけが表示され、in: で結果をチャンネルに絞り込め、has: でリンク、画像、ファイルを探せ、before: や after: で日付を絞れます。特定の人物とhas: fileのようにフィルターを組み合わせると、古い添付ファイルが数秒で出てくることがよくあります。
すべてをミュートするより、通知を調整する
通知の多さは、人がサーバーを離れる最も一般的な理由のひとつです。サーバーアイコンを右クリックするか、モバイルでは長押しして「通知設定」を開くと、すべてのメッセージ、メンションのみ、通知なしのいずれかを選べます。同じメニューで@everyoneと@hereの通知やロールへのメンションを抑えられるため、直接の返信は逃さずに、大規模サーバーを静かにできます。
チャンネルごとの上書きを使えば逆のこともできます。サーバー全体はメンションのみにしつつ、お知らせチャンネルだけはすべてのメッセージを受け取る、といった設定です。集中したいときは、サーバーやチャンネルを一定時間ミュートでき、「取り込み中」のステータスにすれば、作業中や睡眠中にデスクトップ通知が鳴りません。
パソコンとスマートフォンの両方でDiscordを使うなら、プッシュ通知の設定も確認しましょう。デスクトップで何も操作しない状態がどれくらい続いたらスマートフォンに通知を送るかを決める設定があり、机に座っているときに同じメッセージの通知が二重に届くのを防げます。
開発者モードなど、見ておきたい設定
開発者モードはプログラマーだけのものではありません。ユーザー設定の「詳細設定」でオンにすると、ユーザー、メッセージ、チャンネル、サーバーを右クリックしたときに「IDをコピー」が表示されます。名前は変わってもIDは変わらないため、ボットやモデレーションツール、Discord自身の安全に関する報告では、まさに該当する人物やメッセージを特定するのにこのIDが使われます。
配信者モードは、ライブ配信や画面共有中に、メールアドレス、連携したアカウント、招待リンクなどの個人情報を隠します。Discordが配信ソフトを検知したときに自動でオンにすることもできます。
サーバーフォルダーを使えば、長いサーバー一覧も整理できます。あるサーバーのアイコンを別のサーバーの上にドラッグしてフォルダーを作り、名前と色を付けます。こうした小さな習慣を、スレッドや調整済みの通知と組み合わせれば、大切なコミュニティを離れることなく、Discordをより落ち着いて使えるようになります。
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