見覚えのある名前やロゴは、送信者の証明にならない
名前、ロゴ、プロフィール画像は簡単に真似できます。マーケットプレイスやストア、ブランド、サポート窓口からのように見えるメッセージでも、実際にはまったく別の人が書いている可能性があります。整ったレイアウトは、誰が送ってきたのかを何も証明しません。メッセージは見た目の公式らしさではなく、何をするよう求めているかで判断しましょう。
いちばん安全な習慣は、予期せぬメッセージをすべて、別の方法で確認するまでは未確認のものとして扱うことです。誰もが不誠実だと決めつけるという意味ではありません。メッセージに急かされるのではなく、いつ、どこで行動するかを自分で決める、ということです。
よくある警戒サイン
パスワードを教える、確認コードを書き写す、プログラムをインストールする、添付ファイルを開く、見慣れないウェブサイトやメッセージアプリに会話を移す、といった予期せぬ依頼には注意してください。正規のサービスは、あなたを助けるためにパスワードを必要としません。あなたになりすましてサインインできてしまうコードは、あなた本人だけのためのものです。
急かす言い回しも警戒サインです。期限の提示、アカウントが閉鎖されるという脅し、話がうますぎる提案は、考える前に行動させるための仕掛けです。本物のアドレスと一文字だけ違う似たアドレス、不自然な文面、いま使っているのとは別の経路での支払いの依頼にも目を向けましょう。
rStockでは、支払いはrStockの残高からのみ行われ、残高のチャージは決済プロバイダーのCryptomus経由で行います。個人のウォレットに暗号資産を送るよう求めたり、プラットフォームの外での支払いを求めたりするメッセージは、購入時の支払い方法と一致しないため、疑ってかかってください。
すでに信頼している経路で確認する
何が起きているかを確認するときは、メッセージ内のリンクや電話番号ではなく、すでに知っているアドレスや操作手順を使ってください。注文に関するメッセージなら、自分のアカウントからその注文を開き、そこに実際に表示されている内容を確認します。注文ページには納品記録があり、それに関するどんなメッセージよりも確かな拠り所になります。
rStockには、購入前のチャットも注文チャットもありません。購入者とストアがメッセージをやり取りできるのは、開始された取引トラブルの中だけです。そのため、それ以外の場所に届いて、ストアからだと名乗るメッセージや、注文や返金を早められると言う人からのメッセージは、疑わしいものとして扱ってください。確認するのはメッセージではなく、注文ページと取引トラブルそのものです。
迷ったら、待ちましょう。本当の問題は確認したあとでも残っていますし、待つことによる損失は、アクセス権を渡してしまうことに比べればずっと小さなものです。サービスに公式のヘルプ窓口があるなら、それを使ってください。その窓口は、送られてきたリンクからではなく、自分で探して見つけます。
共有してはいけないもの
パスワード、確認コード、リカバリーコード、ウォレットのリカバリーフレーズ、納品された内容の非公開部分は、誰に頼まれても、どんなメッセージにも書かないでください。手伝うと言う人であっても同じです。正当な協力者があなたの秘密情報を必要とすることはありません。
自宅の住所や身分証明書など、問題の解決に必要のない個人情報も同様です。共有は最小限にとどめ、サービス自身が求めている場所でのみ行いましょう。うっかり秘密情報をどこかに投稿してしまった場合は、漏れたものとして扱い、影響を受けたパスワードやコードを変更してください。
相手が動けるように問題を説明する
分かりやすい説明は、全員の時間を節約します。どのページや機能を使っていたか、どんな手順で操作したか、いつ起きたか、何が表示されたかを伝えましょう。問題と一緒に表示された参照番号やエラーメッセージがあれば、それも添えます。そのうえで、本来どうなるはずだったのか、どんな結果を求めているのかを書きます。
口調は事実に基づいたものにしてください。なぜ起きたかについての自分の結論ではなく、観察した結果とそこに至る手順を書きます。事実を短く並べた文章のほうが長い経緯よりも確認しやすく、落ち着いたメッセージのほうが、怒りに任せた文面よりも役に立つ返信を得やすくなります。
注文の場合は、注文と商品を特定し、納品内容を出品内容と一つずつ照らし合わせます。複数個購入した場合は、それぞれを試したかどうかも書いてください。「2件が同じエラーメッセージで失敗する」といった具体的な情報のほうが、「注文が壊れている」という漠然とした説明より、ずっと解決しやすくなります。
スクリーンショットと投稿は慎重に用意する
スクリーンショットは言葉よりも問題をうまく説明できることがありますが、意図した以上のものを見せてしまうこともあります。ページの関係する部分だけに切り取り、パスワード、アクセスコード、非公開の納品内容、メールアドレス、無関係な個人情報は隠してください。送る前にもう一度画像を確認し、ブラウザのタブや端に出る通知も見逃さないようにします。
公開の投稿やレビューには特に気をつけてください。レビューは、他の購入者が体験を理解する助けとなるためのもので、納品データを公開する場ではありません。ログイン情報は書かず、受け取ったものを第三者が使えてしまうような内容も省きましょう。
注文の問題には取引トラブルを使う
商品が出品内容と一致しないときに、あなたとストアがやり取りする場所は、注文から開始する取引トラブルです。最初にストアが回答し、合意に至らなければモデレーターを呼ぶことができます。どのメッセージも、あとから前提知識のない第三者が読むつもりで書きましょう。出品にはどう書かれていたか、何が納品されたか、自分は何をしたか、何が見えたかです。
納品後、購入者が取引トラブルを開始できる期間には限りがあります。そのため、商品が届いたら早めに動作を確認してください。取引トラブルは、全額返金、一部返金、ストアへの引き渡し、または分割で終わることがあり、返金はrStockの残高に戻ります。結果は事前には確定していないので、明確な証拠が大切になります。
不審なメッセージにすでに返信してしまったら
慌てず、それ以上は返信しないでください。パスワードを教えてしまったなら、信頼できる端末から変更し、同じパスワードを使っていた他のアカウントも変更します。コードを教えてしまったなら、対象のアカウントは漏れたものとして扱いましょう。可能であれば他のセッションからサインアウトし、リカバリー情報を見直して、2段階認証を有効にしてください。
まずメールアカウントを確認してください。他に何が危険にさらされるかは、メールアカウントで決まります。自分が送っていないメッセージや、設定した覚えのないルールがないかも調べましょう。そのメッセージが装っていたサービスの公式な報告窓口から報告し、証拠として保管しておきます。NISTはフィッシングを見分けるためのガイダンスを公開しており、下にリンクがあります。