Creative Cloudとは
Creative Cloudは、Adobeのクリエイティブソフトウェア向けサブスクリプションサービスです。プログラムを一度買い切るのではなく、Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、Lightroomなどのアプリを利用する権利に加えて、クラウドストレージ、一部のツールのモバイル版やウェブ版、会員資格に含まれるその他のサービスに対して料金を払います。アップデートはサブスクリプションに含まれるため、通常は各アプリの最新版で作業します。
Adobeはプラン名、バンドル、含まれる機能を随時変更するため、この記事では正確な価格表や機能表ではなく、プランの種類を説明します。契約する前に、Adobe自身のプランのページで最新の選択肢を比べ、それぞれに何が含まれるかを確認してください。
単体アプリプラン
単体アプリプランでは、Creative Cloudのアプリを一つと、そのプランに付属するクラウドストレージやサービスが使えます。主に写真をPhotoshopで編集する写真家や、Premiere Proを中心に作業する動画編集者のように、大半の時間を一つのツールで過ごす人に向いています。内容が絞られているので、判断も簡単です。
その代わり、対象範囲は限られます。後からデザイン、モーショングラフィックス、音声の作業が加わったら、別の単体プランを追加するか、より幅広いプランへ移る必要があります。選ぶ前に、これから取り組みそうなプロジェクトを考え、プランの変更や終了の方法と時期についてはAdobeの規約に定められていることも覚えておきましょう。
All Appsプラン
All Appsプランは、Adobeのクリエイティブ系のデスクトップ・モバイルアプリのほとんどを一つのサブスクリプションにまとめたものです。一般に、画像編集、ベクターイラスト、ページレイアウト、動画、音声、モーションの作業に加え、追加のサービスとクラウドストレージが含まれます。フリーランス、代理店、社内デザイナーなど、複数の分野を行き来する人向けです。
幅広いアプリは、プロジェクトが複数のツールにまたがるとき、たとえば一つのアプリで設計し、別のアプリでレタッチし、三つ目のアプリでアニメーションを付けるポスターの制作などで便利です。インストールするのは必要なアプリだけなので、バンドルが大きいからといってインストールも大きくなるわけではありません。一部の専門的な製品や追加サービスは別売りのままの場合もあるため、頼りにしているものがないか、プランの説明で確認してください。
フォトプランなど用途を絞ったバンドル
一つのアプリと全部の間には、用途を絞ったバンドルがあります。最もよく知られているのはフォトプランで、主に写真を扱う人向けに、LightroomとPhotoshopをクラウドストレージとともにまとめてきました。Adobeは、PDFの作業向けのAcrobatや、SNSやマーケティング用の素早いデザイン向けのAdobe Expressといった製品を軸にした別のプランも提供してきました。
こうしたバンドルの名称、内容、提供状況は変わり、一部は特定の地域でのみ販売されています。比較するときは、含まれるアプリ、付属するクラウドストレージの量、個人向けか法人向けかの三点を見てください。
学生・教員向けとチーム向けのプラン
Adobeは、教育向けのCreative Cloudプラン(一般に、認証を受けた学生と教員が対象)と、組織向けの各種プランを提供しています。教育向けには幅広いアプリが含まれるのが通常ですが、資格は確認され、条件として現役の学生や教職員であることが求められる場合が多くあります。資格を失うとプランが変わることがあるため、頼る前に条件を読んでください。
チームプランはグループ向けです。管理者がライセンスを購入して名前のある個人に割り当て、ユーザー、アプリ、請求を管理コンソールで一元管理します。誰かが退職しても、管理者は新しく購入せずにライセンスを割り当て直せます。大規模な組織では、Creative Cloudを自社の認証基盤につなぎ、社員が会社の資格情報でサインインするようにすることもできます。チーム、ビジネス、エンタープライズで機能は異なるため、どれが自分に当てはまるかは管理者に聞いてください。
ライセンスとサインインの仕組み
Creative Cloudのライセンスは、コンピューターではなく、名前のある利用者に属します。Adobeアカウントでデスクトップ版Creative Cloudアプリにサインインし、使う権利のあるアプリをインストールして、各アプリ内でもサインインします。Adobeのライセンス条件は、同時にサインインできる端末の数やライセンスの共有方法を制限しているため、一つのログインでグループ全体が使えると思い込まず、最新の条件を読んでください。
メールアドレスに個人プロファイルと勤務先・学校のプロファイルの両方がある場合、サインイン時にどちらを使うか尋ねられることがあります。必要なプランがあるほうのプロファイルを選んでください。間違ったほうを選ぶと、サブスクリプションがないように見えることがあります。
月払いか年間契約かといった支払いと契約期間の選択肢は、途中で解約したときの扱いに影響します。詳細はプランの規約とAdobeアカウントのページにあり、更新の状況を確認するのもそこです。
Adobeアカウントを安全に保つ
Adobeアカウントには、プラン、クラウド上のファイル、支払い情報が入っているため、他のどこにも使っていない、長くて固有のパスワードを設定し、できればパスワードマネージャーに保存しましょう。アカウントのセキュリティ設定で二段階認証を有効にし、復旧用のメールアドレスと電話番号が今も自分で管理できるものか確認してください。
サインイン中の端末とアプリを時々見直し、見覚えのないものはサインアウトします。共有のコンピューターや公共のコンピューターでは、終わったらCreative Cloudアプリとブラウザの両方からサインアウトしてください。Adobeのソフトウェアは、Adobe自身のサイトからだけダウンロードしましょう。違法コピーにはマルウェアが含まれていることがあります。
フィッシングにも注意してください。偽のメッセージは、サブスクリプションの期限が切れた、支払いに失敗した、誰かが文書を共有したなどと告げて、そっくりなサインインページへ誘導します。予期しないメッセージのリンクからサインインしないでください。自分でAdobeのサイトやアプリを開き、そこでアカウントの状況を確認します。偽のページに情報を入力したかもしれないと思ったら、すみやかにパスワードを変更し、サインイン中の端末を見直してください。
マーケットプレイス経由でアクセスを購入する
マーケットプレイスでAdobeのアカウントやアクセスを探す人もいます。入手または利用するアカウントについては、ライセンスを誰がどのように使えるかというルールを含め、Adobeの利用規約に従ってください。AdobeとAdobeの製品はAdobeのものであり、rStockは独立したマーケットプレイスで、Adobeとは提携していません。
rStockでは、独立したストアがデジタル商品を販売しています。ストアはプラットフォームの承認を受けており、すべての出品は公開前に審査されます。支払いはrStockの残高から行い、納品された内容は注文ページに、その注文に紐づく納品記録として表示されます。代金は保留され、すぐにはストアへ支払われません。納品後は、限られた期間内に取引トラブルを申し立てられます。最初にストアが回答し、合意できなければモデレーターを呼ぶことができます。ストアの公開プロフィールには、販売数、評価、保険残高が表示されるので、決める前に見ておくとよいでしょう。