Yahoo MailとAOL Mailの概要
Yahoo MailとAOL Mailは関連するメールサービスで、それぞれ独自のサインインページ、ヘルプセンター、アカウント設定を持っています。画面は多くの部分で似ており、どちらも復旧用の連絡先情報、追加のサインイン確認、メールアプリを接続する設定といった、おおむね同じ種類の保護を備えています。メニュー名は時とともに変わるため、このガイドでは正確なボタン名を引用せず、考え方と、設定のどの部分を見ればよいかを説明します。
以下すべてに共通するルールが一つあります。利用するサービスの公式サインインページとヘルプページだけを使うことです。アドレスは自分でブラウザに入力するか、以前に作ったブックマークを使い、メールボックスに問題があると告げるメッセージ内のリンクは開かないでください。偽の復旧ページや有料の復旧代行は、パスワードやコードを集める常套手段であり、公式の手順で誰かにそれらを渡すよう求められることはありません。
公式の復旧手順でアクセスを取り戻す
公式のサインインページでメールアドレスを入力します。パスワードが受け付けられなければ、そのページにある復旧用のリンク(通常は「パスワードをお忘れですか」や「サインインできない場合」といった表現)を使います。すると、アカウントが自分のものだと示す方法が案内されます。多いのは、アカウントに登録した復旧用の電話番号やメールアドレスに届くコード、あるいはすでにそのアカウントで使っているスマートフォンでの承認です。
画面を一つずつ読みながら、ゆっくり進めましょう。できれば普段サインインしているデバイスとネットワークを使ってください。見慣れない環境だと追加の確認が求められることがあります。また、短時間に何度も試すのは避けてください。失敗が重なると、サービス側がしばらくサインインを止めることがあります。
復旧用の電話番号やメールアドレスをもう使えない場合は、復旧画面にその旨を示す選択肢を探し、事業者の公式なアカウントヘルプの手順に従います。アカウントに関する質問をされたら、記憶に基づいてできるだけ正確に答えてください。アカウントが本人のものだと確認できなければ、事業者は応じないことがあり、第三者がその判断を覆すことはできません。代わりにやると持ちかける人は無視してください。
Account Keyと二段階認証
アクセスを取り戻したら、保護の層をもう一つ加えましょう。サービスによっては、パスワードを入力する代わりにスマートフォンの通知からサインインを承認できるAccount Keyや、パスワードの後にコードなどの追加の証明を求める二段階認証が表示されます。利用できる方法は変わることがあるので、設定のアカウントセキュリティの項目を開き、ご自身のアカウントに表示されている内容を確認してください。
二段階認証が守ってくれるのは、二つ目の要素が自分の手元にある間だけです。復旧用の電話番号を最新に保ち、スマートフォンには画面ロックをかけ、どんな理由を言われても、連絡してきた相手に確認コードを読み上げないでください。認証アプリが用意されているなら、SMSで届くコードの代わりに検討し、バックアップ手段はメールボックス自体とは別の安全な場所に置きます。
メールアプリ用のアプリパスワード
一部のメールソフトや古いデバイスは、追加のサインイン手順を表示できないため、正しいパスワードを入力しても失敗します。そうした場合のために、事業者はアプリパスワードを発行できます。特定のアプリ用に作られる長いランダムなパスワードで、そのアプリの中で通常のパスワードの代わりに使います。多くはアカウントセキュリティの項目にあり、二段階認証をオンにしているときに特に重要です。
アプリパスワードも本物のパスワードと同じように扱ってください。アプリやデバイスごとに別のものを作り、メモやチャットに保存せず、アプリに貼り付けて使い、デバイスをなくしたり売却したり使わなくなったりしたら失効させます。乗っ取りの後は、古いアプリパスワードを持つ人が引き続き使える可能性があるため、すべて失効させ、まだ使うアプリの分だけ作り直してください。認証アプリとアプリパスワードの関連ガイドでは、この考え方をさらに詳しく説明しています。
乗っ取り後の後始末
アクセスを取り戻すのは作業の半分です。メールボックスに入り込んでいた人が、再サインインした後も働き続ける変更を残している可能性があります。まず、どこにも使っていない新しい固有のパスワードを設定します。パスワードマネージャーで生成して保管するのが理想です。次に、サービスにその選択肢があれば、ほかのセッションとデバイスをサインアウトし、最近のアクティビティやサインイン中のデバイス一覧を確認します。
続いてメール設定を開き、自動転送を確認します。見覚えのない転送先があれば、パスワードリセットのメールを含む新着メールのコピーがすべて他人に送られているということなので、削除してください。メッセージを削除、アーカイブ、リダイレクトするフィルターやルール、返信先アドレス、署名、追加の送信元アドレス、連携している外部アプリも見直します。自分で設定した覚えのないものはすべて外しましょう。
そのうえで、復旧用の電話番号とメールアドレスを確認します。攻撃者が後で戻ってくるために、これらをすり替えることがあるからです。送信済みフォルダに自分が書いていないメッセージがないか調べ、自分のアドレスから不審なリンクが送られている可能性を連絡先に知らせることも検討してください。ほかの多くのアカウントがパスワードのリセットにこのメールボックスを使っているので、重要なアカウントのパスワードも、銀行、ショッピング、SNSの順に変更しましょう。
メールボックスを復旧できる状態に保つ
復旧は、事前に備えておくほど機能します。復旧用の電話番号とメールアドレスを最新に保ち、復旧用メールが実際に自分で管理できるメールボックスであること、できればそちらにも二段階認証をかけていることを確かめてください。電話番号を変えるときは、古い番号がなくなってからではなく、その前にアカウント側を更新します。
ときどきサインインして、事業者からのお知らせを読みましょう。事業者は使われていないアカウントについて独自のルールを定めており、長期間使わないと閉鎖されることがあります。その場合、メールボックスとメッセージは復旧できないかもしれません。大切なメッセージはほかの場所に保存してください。自分のアドレスが漏えいしていないか知りたいときは、メールアドレスがデータ漏えいに含まれたかを調べるガイドも読んでみてください。
新しいメールボックスに切り替えたほうがよい場合
復旧がうまくいかないこともあります。復旧用の情報が失われている、事業者が所有者の確認に応じない、あるいは悪用されたメールボックスをもう信頼できない、といった場合です。そんなときは、新しく始めるほうが現実的なことが多く、古いメールボックスに誰がまだアクセスできるのかという疑いも消えます。
新しいメールボックスは事業者の公式の登録ページから作り、強力で固有のパスワード、最新の復旧情報、最初からの二段階認証を設定します。そのうえで、重要なアカウントを一つずつ移していきます。それぞれにサインインし、登録メールアドレスを変更して新しいパスワードを設定します。銀行、決済、仕事のアカウントから始めましょう。古いメールボックスに他人が入れると思われるなら、そこから新しいほうへメールを転送しないでください。代わりに連絡先へ新しいアドレスを知らせます。
メールボックスをマーケットプレイスで入手した場合
rStockのようなマーケットプレイスのストアからメールボックスを入手する人もいます。そこでは独立したストアがデジタル商品を販売し、rStockは販売者ではなくプラットフォームです。支払い後、納品された内容は注文に紐づく納品記録として注文ページに表示されます。機密情報として扱い、スクリーンショットを共有せず、上記の手順ですぐにメールボックスを保護してください。新しいパスワード、最新の復旧情報、二段階認証、転送ルールの確認です。
受け取ったものが出品内容と一致しない場合は、納品後の限られた期間内に、注文で取引トラブルを申し立てられます。最初にストアが回答し、合意できなければモデレーターを呼ぶことができ、返金はrStockの残高に戻ります。取引トラブルの外にチャットはないので、詳細は取引トラブルの中でやり取りしてください。
YahooとAOLはそれぞれのブランドを所有しており、rStockは独立したマーケットプレイスで、どちらとも提携していません。利用するアカウントについては、YahooとAOLの利用規約に従い、メールボックスは正当な目的にのみ使ってください。スパムの送信、他のサービスのルールの回避、認証の迂回には決して使わないでください。